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COLUMN

【制作後記】株式会社インフォマート様

2023.8.4

案件概要

今回、株式会社インフォマート様より、 過去制作されたサービス概要動画の刷新を行いたいとのオーダーをいただいた。 キックオフ時のご要望 ・特定プロダクトの説明や紹介ではないBtoBプラットフォームの”思想”を伝えたい  └インフォマートの思想が色濃く反映されたプロダクトであること  └プラットフォーム内で企業と人が繋がることによって新たなサービスが生まれ、社会が豊かになっていく未来を描いていること ・その上で、世界観/未来像と実利のバランスをしっかり取りたい 使用想定場面 ・役員が登壇する講演会など、各種イベントでの放映 ・営業や採用など、その他の活動にも使用 以上を踏まえ、クオリティを重視した1分と3分尺程度のアニメーション動画を作成したいとのこと。 弊社では以上のご要望に最大限お答えするよう協議の結果、 「映像作家100人」にも選出された映像作家の最勝健太郎氏をアサインした。 同時にヒアリング項目をもとに構成台本の作成にも着手した。

プリプロダクション

初期デザインの着想とコンセプト デザイン初稿作成を開始するにあたり、 キックオフで頂戴した「近未来感」「データの未来」といったキーワードを元に参考動画を調査し、 資料にまとめ提出の上で再度先方とすり合わせを実施した。 その結果、 「近未来的なサイバーっぽいものは無難だが、 これまで制作してきたトンマナとは一線を画す方向性で制作したい」との追加のご要望いただいた。 いただいたご要望を基に初期デザイン案を作成した。

デザインコンセプト説明 作成したデザイン初稿について先方からのフィードバックの概要は以下。 ■全体感として ・デザインイメージが少し無機質な感じがする ・「温かみのある」というキーワードを重視てほしい ・人が介在するサポートなどを25年間しっかりと継続して築いてきている感じを出したい ・最後のシーンで「つないで、結ぶ」を強くメッセージできるようにしたい ■強調したいポイント ・「つないで結び 会社経営・ビジネススタイルを大きく変える」 ・「人ありきでサービス提供してきてる自負」を温かみあるテイスト ■その他のご要望 見せ方の議論だけでなく、 強調するポイントや意図などを思考プロセス含めて説明が欲しいとのご要望をいただく。 上記に対し、 弊社ではデザインの方向性を検討するため、ムードボードを作成。 複数案を提示し、先方に選定いただいた1案をブラッシュアップ。 同時に表層のデザインだけはなく、そもそもの話の骨組みの強化、 1. 「つないで、結ぶ」というメッセージの磨き込み 2. 「温かみのある表現」のエッセンスを加えるための文言追加 を行った。 その上で、 議論を重ね、デザインの方向性を決定し、 最終デザインの制作を開始した。

作成したムードボード

最終デザイン 最終デザイン作成を行うにあたり、以下のポイントを重視した。 1. メッセージの強調 2. 全体的な色味を明るく調整 3. 実写ベース→グラフィックベースに変更 4. キャラクターもピクトグラム風に統一(抽象度を上げる意図) 5. 重要なメッセージに当たる部分はビジュアルを少なくしテロップを大きく配置

ナレーション

ナレーターの選考にあたり、以下のポイントを重視した。 1. 若すぎず、かつ渋すぎない声色 2. トーン(重さ/軽さ)の表現幅が広い 3. ニュース番組まで行かずともしっかり文章を読み上げられる 上記イメージとともに 弊社が提携する元NHK松山放送局アナウンサー福井一恵氏のナレーションスタジオに依頼。 幅広い候補者とナレーションサンプルをもとに先方に提案し、ナレーターを決定した。

完成アニメーション動画

収録したナレーション音源とBGMに合わせアニメーション作成作業を開始。 ご確認と修正指示、修正作業を数回繰り返し動画を完成させた。

英語バージョン

日本語制作の完了後、 先方より英語バージョンも制作したいとのご要望をいただいた。 NHK World News や 学校英語教材の英語ナレーションを担当され、 弊社案件でもWHO西太平洋事務局様や神奈川県庁様にご協力いただいている Michele Richardson氏をアサインし、 英語翻訳のネイティブチェックを行っていただいた上で、英語ナレーションを収録。 日本語と英語間でナレーションの長さが異なる部分があり、 その違いに合わせアニメーションの動きを微調整、納品した。

顧客インタビュー:株式会社インフォマート 事業企画部 部長 園田林太朗 様

過去、同じテーマで動画を制作してからしばらく経っていて、 ちゃんと作ろうっていうのが一番最初のきっかけです。 私以外にも2人参加して、複数社の話を聞いてるんですけども、 提案がすごく論理だっていて、ともすると感性で作りあがりそうな動画っていうものに対して、 裏付けるロジックだったりポリシーというものをしっかり感じられた。 動画制作の過程でも非常に良い壁打ち、議論ができたなと思ってます。 社内から見ると「自分たちの強みこうだ」とか「こう見られたい」 とかっていう割と「独りよがり」な一人称的な話が出ちゃうところを、 ほぼまっさらの状態で入っていただいて、「(貴社の)際立ってるとはここなんじゃないか」 とかっていうところをピックアップしていただいて、 その前提に立った時どういう動画にできるんだ、とかっていう会話ができたのは この動画に限らずなんかすごくいい議論だったな、というふうに思ってます。 今回のプロジェクトは 「描きたいものが最終的にまとまらないんだったらもう止めちゃう」 とか、もしくは 「きちんとできる目処をはたったんだけど、時間が足りないんだったら時間を延ばそう」 とかっていうぐらいまで様々な選択肢がある中で、制作工程ではアイディアを深掘りしていくことに時間をかけられました。 逆に言うとあれに付き合ってくれる企業もなかなかいないだろうなと思います。 事業部長レベルだったり、場合によっちゃ経営のところで話してるような言葉っていうものを使いながら話していくので、 それを受け止めていただくというところも、受けられる会社は結構限られてるだろうなと思って。 そういった意味ではご担当者さんにかなりそこを読み解いていただいたなっていうふうに思ってますね。 プロジェクトに関わった本人たちで言うと、「あの時の最善の答えを出せたな」と思ってます。 今、振り返って、知らなかった人に急に「これどういうつもりでどういうために作ったの?」というの聞かれても、説明できる。 そしてそれが映像に反映されてるものになったなと思っています。

HOME JOURNAL 2022.5.29